競馬で血統について話をするとき、よく「〇〇系」という言葉も耳にされるかと思います。
これは「血統」を父や母父よりもっと大きなまとまりで捉える「系統」とよばれる考え方です。
血統入門者にとって、父や母父だけでなく、系統も把握するとなると、とても大変だと思います。
そこで実際によく出る系統からおぼえていけば挫折することなく効率的かなと思い、この記事を書くことにしました。
まず「系統とは、なにか」ですが、
「系統」とは「競走馬の血のつながりに大きな影響を与えた馬を祖先とする一族のこと」
です。
もっと短く言えば「ある代表的な馬の一族」でいいかと思います。
ここでは2019年11月時点の現役馬8,384頭の父系の系統シェアを調べてみました。
その結果、代表的な系統を
10頭おぼえれば80%、
15頭おぼえれば90%、
20頭おぼえれば95%くらい網羅できることがわかりました。
おぼえるというと勉強みたいになっちゃいますけど。
ここでは2つの系統表を用意しました。
1つ目は簡易的な系統表です。
・サンデーサイレンスとヘイローのように複数の系統に合致する場合は、直近の系統を採用しています。
・表の左が祖先です。
・水色の部分(15頭)でシェアの90%以上になります。
オレンジの部分を加えると95%以上になります。
・低いシェアの系統は割愛しています。
・見やすさのために表の右端をそろえたく、一部の系統を割愛しています。
・セルの高さとシェア率はざっくり比例しています。
・サンデーサイレンス系だけで40%以上になりますが、この下の系統データは提供されてないのでどうしようもないです。
2つ目は詳細な系統表です。
・ こちらはシェアが低くても全て載せています。
・表示順はシェアの大きい順です。